TOPインタビュー   intense & associates LLC

intense & associates LLC

公開日:2015.12.24

大手のファームで豊富な実績を積んだコンサルタントたちが、2012年に興した新進気鋭のファームがintense & associates LLC(インテンス・アンド・アソシエーツ エルエルシー)です。従来のコンサルティングのビジネスモデルにとらわれることなく、クライアントに真のイノベーションをもたらすためのプロフェッショナルサービスを追求しています。これからの時代に求められるコンサルタントのあり方を自ら提示していくという、高い志を掲げた人材が集うファームです。

intense & associates LLC ティレクター 田代友樹氏

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成り立ち

現状のコンサルティング業界が抱える問題を、ここで解決していきたい。

奈良

まずはintense & associatesがどのようなファームなのか、その設立の経緯も含めて教えていただけますか。

田代

intense & associatesは、大手のファームで長年実績を積んできた2人のコンサルタントが2012年1月に立ち上げた企業です。私自身は2015年9月からこちらに参画しています。当社が標榜しているのは、コンサルティングファームではなく“プロフェッショナルファーム”であるということ。我々が果たすべきはクライアントに成功をもたらすことであり、何もコンサルティングだけがその手段ではない。こうした姿勢で臨んでいるのも、我々の根底には従来のコンサルティング業界に対する問題意識があり、私がここに参加したのもそれを解決できる場ではないかと考えたからです。

奈良

田代さんが抱えている従来のコンサルティング業界に対する問題意識とは、具体的にどのようなことなのでしょう。

田代

私も過去10年ほどに渡って大手のコンサルティングファームに在籍し、グローバル企業の業務改革や新規事業開発、企業間のアライアンス支援、さらにはスマートシティの開発や震災復興戦略の立案などさまざまな案件に携わってきました。私個人の想いとしては、コンサルタントとして世の中をよりよく変えるような仕事を手がけられればと、自ら敢えて難しいテーマに挑戦してキャリアを高めてきたつもりですが、大規模なファームになればなるほど個人でチャレンジできることが制限される。大手のファームというのは、コンサルティングがシステム化されているんですね。スタッフのスキルを標準化し、ある程度確立されたメソドロジーに則ってサービスを提供していく。さらに言えば、大組織を維持していくために、コンサルティングからシステム開発に結びつけ、アウトソーシングで稼ぐスタイルがいまや主流に。ファームの収益を拡大するにはそれが最も確実な方法なのですが、そうした環境ではなかなか尖った才能は発揮されにくい。自分のやりたいコンサルティングを追求しようとすると、どうしても既存の枠から外れてしまう。

奈良

大手のファームでは、ご自身が本当にやりたいことが実現できなかったというわけですね。

田代

ええ。これからの社会に必要なのは、そうしたコモディティ化したコンサルティングサービスではないと思うんですね。企業がさらに成長していくためにいま求められているのは“イノベーション”です。前例のないことにチャレンジしていかなければならないので、クライアントも何をしていいかわからないというのが実情です。一方で、こうした0から1を生み出す取り組みは、いわゆる一般的なコンサルティングサービス、たとえば業務改革や組織改革、経営情報の可視化などといったアプローチでは到底生み出せないもの。不確実な要素があまりに多いので、従来のように欧米の成功事例を持ち込めばある程度の答えが出せるという類のものではありません。そうしたこれまでのコンサルティングの枠組みを超えて、本当にクライアントのビジネスにイノベーションをもたらすプロフェッショナルサービスを、我々はここintense & associatesで実践していきたいのです。

intense & associates LLC

事業内容・ビジョン

決まったルールはない。自らが描く、理想のプロフェッショナルサービスを追求。

奈良

御社が標榜されるプロフェッショナルサービスとは、具体的にはどのようなものですか。

田代

クライアントの課題解決のために知的労働力を提供するのが従来のコンサルティングでしたが、我々はその枠にとどまることなく、イノベーションを起こして確かな成果を生み出すまでの活動を共に行っていきます。そのためにはさまざまな専門家が必要であり、戦略を考える人間はもちろん、必要な資金を調達できる人、アライアンスのパートナーを発掘できる人、あるいは昨今重視されているデザイン思考でユーザーの行動を分析してニーズを抽出できる人、サービスを提供するメディアとしてのアプリを企画開発できる人、さらにはサービスを利用し体験する空間を設計できる人など、テーマによって最適なフォーメーションを組むことで0から1を創り出す活動を実行に移すことができる。そうした“ビジネス創造プラットフォーム”とも呼べるものを我々は構築し、クライアントと一緒になって成果を追求していきたいと考えているのです。

奈良

確かに、クライアントに“ビジネス創造プラットフォーム”を提供し、当事者としてともに事業に関わっていくというのは、これまでのコンサルティングファームとは異なるアプローチですね。

田代

クライアントが何か新しいことに挑もうとしている時、そこに足りないパーツを我々が埋めて共に成功を分かちあいたいのです。そのパーツは自社だけでまかなう必要はなく、ケースに応じて外部の専門家と連携してフォーメーションを組めばいい。イノベーションに必要なリソースをスピーディーに調達し、ワンチームとして送り出せる、その核でありたい。私もこの5年ほど敢えて異業種の方々と組んで提案するプロジェクト案件を意識して増やしてきましたし、それが私の追求したいプロフェッショナルサービスなのです。

奈良

ご自身が描く理想のサービスを、いままさに実行に移されているというわけですね。

田代

我々のファームは立ち上がったばかりであり、まだまだ道半ばですが、それでも手応えは十分に感じています。我々は無名で小さなファームながら、代表の道廣(英治氏)に象徴されるようにコンサルティング業界で実績と実力をもつ人材が揃っており、世間で誰もが知っている大企業の経営の中枢に関わっています。そこで一部のタスクを担うのではなく、経営全体を俯瞰しながら事業の方向性を決めるようなテーマにクライアントと一緒に挑んでいる。当然、提案や提言だけにとどまることなく、それを実行するところまで関与していく。我々のファームには、クライアントにどのような価値を発揮するか、あるいはクライアントからどのような報酬を得るか、決まったルールはありません。すべて自分のやりたいようにチャレンジできる。それが当社の醍醐味だと思います。

奈良

田代さんご自身は、ここでどのようなことを成し遂げたいとお考えですか。

田代

これまでお話ししました通り、いまはコンサルティング業界にもイノベーションが求められている時代だと思います。この業界で生きてきた人間として、未来のコンサルティングはこうあるべきだという、ひとつのモデルケースを示したい。さらに、私がコンサルタントを志したのも、自分の仕事を通じて何か新しい価値を世の中にもたらしたいという想いからであり、人々の行動を変えるようなサービスをこの手で創り出すことができれば、これ以上幸せなことはありませんね。

求める人材像

従来のコンサルティングに限界を感じている、現代の「脱藩志士」に参加してほしい。

奈良

御社はいままさに草創期であるわけですが、これからファームを発展させていくにあたって、どんな人材に参画してほしいとお考えですか。

田代

いまコンサルタントとして活躍されているみなさんのなかには、もしかしたら自分の仕事に限界を感じている人もいらっしゃるかもしれません。我々のように、いままでのコンサルティングのあり方に対して問題意識を持ち始めている方がいらっしゃれば、intense & associatesは自分なりの答えを見つけるのにとてもいい場所だと思います。当然、それを果たすためには多様なケイパビリティが求められますが、大手のファームでは、それを発揮して自分のやりたいことを実現するチャンスそのものが失われているように思います。intense & associatesなら、そのチャンスをみなさんに提供できる。我々のファームはビジネスモデルに制限はありませんから、他が手がけていない先端的なサービスにもいち早く果敢にチャレンジできる。これからの時代にふさわしいコンサルティングを追求し、その進化を自ら促していくことのできる場だと思います。

奈良

御社は、意欲のある人材が大きく成長できる場でありそうですね。

田代

ええ、人材が育つ環境としても、他にない優位性があると思います。大きな組織に属していると、やはり歯車として限られた領域だけを究めていくことになります。ここでは、クライアントに成果をもたらすために、企画して実行まで否応なくすべてに関わることになり、自分なりの答えを導き出していかなければならない。これほど成長できる環境はないと思います。誰もがオーナーシップを常に持てるファームですので、自分がやりたいことは何でもできる。みなさんが成し遂げたいことがあり、それが我々の目指す方向とリンクしているのなら、サポートは惜しみません。

奈良

では、最後に候補者の方々に向けてメッセージをお願いします。

田代

私は歴史の本を読むことが多く、最近では幕末から明治期の人物に興味を持っているのですが、明治維新とその後の近代化を成し遂げたのは、自分の出世よりも世の中のことを真剣に考えていた志士たちでした。いま我々も、同じような状況に置かれていると思うんです。イノベーションが求められているこの時代に、私利私欲だけを追求しているのでは、それを果たすことなどまずできない。もちろんイノベーションを起こすのは楽なことではありませんが、我々が楽をしたいから仕事をしているわけではない。まだ見たことのない世界に向かっていきたいから、自分たちのスキルを活かして仕事をしているのです。自分と社会を二元的に捉えた時、自分の利益よりも社会の利益を常に優先して考えられるような方と、ぜひ一緒に仕事がしたいですね。みなさんのなかにはおそらく、いまの社会に対しても問題意識をお持ちの方がいらっしゃるはず。現在の仕組みをこう変えれば人々の生活はもっと豊かになるとか、そうしたアイデアが湧けば、しかるべき企業に対して自ら提案し、自らイノベーションをリードしていくのが、これからのコンサルタントのあるべき姿だと思います。ぜひ現代の「脱藩志士」にお会いしたいですね。

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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