キャリアアップコラム
キャリアアップコラムでは、実際に行われているカウンセリング風景や、候補者の方とのやり取りをご紹介いたします。
Vol.71 自信が切り開くキャリア面接の際これまでの経歴の話やこれから何をやりたいかを話すときに自信を持って話せるといいですよね。過信があってはダメですが、自信を持って伝えることによって面接官にとってはあなたの「在り方」が違って見えるはずです。最初の挨拶・座り方・話し方など自信のある「在り方」によって第一印象はグッとアップするのではないでしょうか。今回は転職活動を通して紆余曲折がありながらも「自信」を深めていき転職を成功させた方を例にとり、「自信が切り開くキャリア」について話を進めていきたいと思います。 |
Aさんは大手人材ビジネス会社の新卒第一期生でご入社をし、営業・営業マネージャーとして確かな実績をあげてきた方です。本部に異動してからも大型プロジェクトを任され、全国規模で展開している企業のコンサルタントとしてご活躍をされてきました。第一印象も爽やかでクライアントの方からも好かれそうな非常に好印象な方でした。
今回の転職理由を聞いてみると、
「会社でなかなか認められず昇進も見込めないので、新しい環境に行きたい」とのことでした。確かな実績をあげているのに何故だろうと思う気持ちと同時に、ちょっと気になることがありました。話を進めていくうちに、最初の印象と違いだんだん元気がなくなり、自信のないような感じになってきたのです。
「どうされました?なんかちょっと元気がなく自信がないように見えるのですが、」
「実は、会社になかなか認められないことも原因なのですが、転職活動も正直うまくいっていなくて悩んでいるんです。」
詳しく聞いてみると、面接には進むそうですがそこで断られることが多く、加えて不合格理由も通り一辺倒な回答しか得られずに、どうしていいかわからない状態でした。そこで、面接で苦戦している大きな原因の一つは「自信のなさ」にあるのではないかと私は感じましたので、どうすれば自信を持って面接に臨む事ができるかに焦点を当てて話をすることにしました。
Aさんはご自身の不得意なところの話が多い傾向でしたので、「弱み(自信のないところ)」は一端置いておいてもらい、これまでのご経験の中で楽しかった経験、一生懸命であった時の話など、ご自身の「強み」の話しを中心にしてもらいました。すると最初は記憶をたどる様にゆっくりと思い出しながら話していましたが、次第に表情も明るくなり、何よりも前向きで楽しそうに話すようになりました。話し方、態度、表情、全てに自信が溢れているように見えてきました。
「とてもいい経験をされていらっしゃるじゃないですか。そういったお話を面接でもされると全然印象が変わってきますよ。先ほどまでとは話し方も、伝わり方も全然違います。とても好印象です」
Aさんは楽しかった経験、一生懸命であった時の話をしているときは、活き活きとしており自信を持って話していました。そのことによってこれまでの経験、今後やって行きたいことが段々と整理されていったようで、益々表情は明るくなっていきました。
人は、「自分の弱みをあげてください」というと10でも20でも出てくるそうなのですが、「強みをあげてください」というとそれ程出てこないと聞いたことがあります。自分の強みを整理することはなかなか難しいことですが、非常に重要なことです。Aさんの変化を見ていてそんなことを思い出しました。
その後企業との面接に進むこととなったAさんは、これまでの面接とは違い自信を持って面接に臨む事ができたようです。もちろん結果的に面接でお見送りになったことはありましたが、その結果も素直に受け入れ次の面接に活かそうという姿勢が感じられました。最終的にAさんは意中の企業の内定を勝ち取ることができました。Aさんは年収がダウンするにも関わらずその企業に行くことを決めたのですが、決めた一番大きなポイントは「認めてくれたこと」だそうです。現在の企業でなかなか認められず悩んでいたAさんが、元来あった自信を取り戻したことによって勝ち取った内定であると感じました。
ご入社後3ヶ月ほどしてAさんにお会いしたところ、最初にお会いした時よりも自信を持って仕事をしているようで「在り方」が違って見えました。
今回の教訓&アドバイス
- 自信はあなたの「在り方」を変えます。堂々と見えるはずです。
- ご自身をしっかりと振り返ってみてください、自信の源が見つかるかもしれません。
- 自信を持って選択した企業に失敗はありません。




