キャリアアップコラム
キャリアアップコラムでは、実際に行われているカウンセリング風景や、候補者の方とのやり取りをご紹介いたします。
Vol.53 活躍するためのキーワード「即戦力として期待しています。」うれしい反面、プレッシャーを感じる一言です。そして、少しでも早く立ち上がってほしいという希望がこめられた励ましの言葉でもあります。新しい環境で即戦力として活躍するためにどんな気持ちが必要なのかを考えてみました。キーワードはミッション、覚悟、リセットです。 |
「 確認:ミッションはなんですか? 」
具体的なミッションを確認してください。何を期待されているのか、何をすれば評価されるのか、どのように動けば良いのか。例えば「業務の効率化を図る」というミッションの場合、言葉としては理解できますが「業務の効率化」という一言に含まれている会社側の期待値が曖昧です。何を持って効率化というのか、いつまでにどのような状態になっているべきなのか、具体的な数値目標や指標を確認した方が良さそうです。会社の方向性と自分の進むべき方向性を統一しておかないと、せっかくの努力も水の泡、なんてこともあり得ます。「頑張っているのに評価してもらえない」「評価基準が曖昧」という状況を避けるためにもまずは行動指針であるミッションを「自分の言葉で」理解してください。自分の想像値と会社の期待値のギャップを可能な限り小さくすること、そして具体的な活躍イメージを描くこと、これらが即戦力として認められる第一歩になりそうです。
「決断:覚悟をきめてください!」
「やる」という覚悟を決めてください。「自分は本当に通用するのだろうか」こんな不安が頭をよぎることがあるかもしれません。しかしながら、重要なことは「やる」か「やらないか」です。面接を勝ち抜き、自分で選んだ道です。結論的には「やる」という選択肢しかありません。自信を持って挑んでください。自信の無さや不安は、将来の自分に対する言い訳の可能性すらあります。「やる」という覚悟を決め、不安な要素は横に置き、「やる」ための方法に集中するべきです。物事がうまく進まない時、焦燥感、停滞感、不安感に襲われます。原因分析はもちろん大切です。しかし、原因分析を原因分析で終わらせないために、そして一歩前に進むために、覚悟が必要です。「やる」という覚悟を決め、「やる」方法を考える、そんな前向きな思考を持つことで、自分の内面に潜むネガティブな壁を克服することができると思います。
「実行:リセットする勇気も時には必要です。」
過去の成功体験を思い切ってリセットする勇気も時には必要です。成功体験にとらわれすぎて、周囲の意見を受け入れることができなくなってしまうこともあるようです。そんな時は思い切って過去の成功体験をリセットしてください。自分の中に受け入れる体制を作り、再度、周囲に耳を傾けてみると、今までに聞こえなかった事柄が聞こえ、見えなかった事柄が見えてくると思います。新しい環境で成果を出すためには周囲を巻き込む力も重要です。これまでのやり方を全面的に否定し、新しいやり方を推進しようとしてもなかなか受け入れてもらえません。まずは自分からこれまでのやり方を受け入れ、そこからスタートする、そんな余裕も時には必要です。今、自分がいる状況を把握し、その後で自分の成功体験を結びつけても遅くはありません。本質的な強み、行動特性を見失わなければ、何度でも成功体験をリメイクすることが可能です。成功体験を破壊して創造するといった柔軟性が新しい成功モデルを生み出す原動力になると思います。
活躍するためのステップとして確認、決断、実行、活躍するためのキーワードとしてミッション、覚悟、リセットを考えてみました。きっと他にもステップやキーワードはあるはずです。自分がしっくりとくるステップやキーワードを探し活躍するシナリオを思いっきり書き上げてください。シナリオができれば、後はそれに従って「やる」のみです。
今回の教訓&アドバイス
- 確認:ミッションは何ですか?
- 会社の方向性と自分の進むべき方向性を意識し続けること。
- 決断:覚悟を決めてください!
- 「やる」か「やらない」かという選択肢であれば、「やる」しかありません。
- 実行:リセットする勇気もときには必要です。
- 過去の成功体験に固執せず、新しい成功モデルを作ること。




