キャリアアップコラム

コミュニケーションスキルをテーマにした、当社コンサルタントのコラム。

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シニアコンサルタント 奈良 元生

Vol.50 コミュニケーション力を磨いていますか?

「彼はコミュニケーション能力に問題があるよね」といったように、「コミュニケーション」という言葉は日常的によく使われている言葉です。私たちは様々な場面で毎日コミュニケーションをとっていますが、その能力を高めようと、意識して努力している方は一体どれくらいいらっしゃるでしょうか?

対面での会話、電話のやりとり、最近では特にメールが増えています。プライベートにおける友人等とのやりとりでは何も気にしないで済むことが、ビジネスの場面ではそれ相応に気をつけなくてはなりません。

「自分の長所はコミュニケーション力です」と言う方がよくいらっしゃいます。ご自身ではかなり自信をお持ちなのでしょう。しかしそれはあくまでも自己評価であって、相手は冷静に判断しています。そもそも自分でアピールすること自体ナンセンスという気がしてなりません(笑)。

さて、以前面談した30歳のAさんのことが鮮明に記憶に残っています。Aさんは、立派な学歴、職歴に加え爽やかな好青年でした。自分よりもだいぶ年下のAさんですが、コミュニケーション能力の高さに深い敬意を抱きました。まず、話が非常にスマート。車のハンドル同様、多少の遊びはありますが、それ以上に無駄がなく、とても気が利いていました。例えば、ご経歴の説明をするにあたり、手短にポイントを抑えて語ってくれた点。更に、当方の質問への回答に際して、質問の意図をしっかりと汲み取っていたという点。話し言葉のみでなく、後日のメールでのやり取りにおいてもまったく同様でした。話し言葉は得意でも文章作成(メール)は苦手、あるいはその逆という方もいらっしゃるかと思いますが、Aさんはとてもバランスがとれている方でした。

一見、特に誉めたたえるような話ではないようですが、自分の都合のみで話す、論旨がボヤケる、ロジカルさばかり追求するあまり妙に理屈っぽくなる、丁寧に話そうとして回りくどくなってしまうという方が意外に多い中、Aさんはかなり洗練されていると感じたのです。

実際のいくつかの面接でも、人物面(=コミュニケーションだと思います)ではまったくケチをつける余地がなく、人事担当者からは、論理的で的を射ているし、面接そのものが非常に盛り上がったと、ほぼ同様のコメントがありました。社会人経験年数としてはそれほど長くなく、業界も未経験ですが、ポテンシャルで 100%カバーできるという評価でした。

このことをAさんにお伝えしたときのこと、

「Aさんは、人に対して大変好印象を与えますね。コミュニケーション能力が非常に高いんだと思いますが、特に訓練を受けたことがあるのですか?」と何気なく聞いてみました。Aさん曰く、「ありがとうございます、少し照れますね(笑)。特に研修に行ったりしたことはないのですが、業務を円滑、かつ効果的に遂行するためには、社内外の人とのコミュニケーションが非常に大切だと思いますので、普段から意識するようにしています。」と返ってきました。ロジカルシンキングも学んだそうです。

やはり、Aさんは努力をしていたのです。もちろん、非常にスマートな「地頭」もあってのことではありますが、それ以上に意識されてのことだと想像ができます。

弊社では、社内研修の一貫として、外部の講師によるコミュニケーショントレーニングを毎月実施しています。先生は口癖のように、コミュニケーション力を高めるにはとにかく場数を踏むこと。ただ踏むだけでなく、学んだことを実践でトライすることが大事だとおっしゃっています。学んだことを意識しながら、どれだけ実践で経験を積むかが勝負だということです。

一度身についたクセを修正するにはそれ相応の努力が必要です。自分はコミュニケーション能力には問題がないと思い込んでいるあなた、ひょっとするとそう思っているのは自分だけなんてことも。早速今日から意識して取り組んでみてはいかがでしょうか?
今回の教訓&アドバイス
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