キャリアアップコラム

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工藤 直亮

Vol.187 自身の動機づけ要因は何か?

動機づけ要因とは
今回のコラムは「動機づけ要因」を正しく理解するということをテーマにしたいと思います。
 
キャリアを考える上でも、どんな仕事をするかを考える上でも自分が何に価値をおいているのか?何が一番大事な要素なのか?という動機づけ要因を正確に理解しておくことはとても重要な観点となります。
 
特に私が様々な方のキャリア支援をしていて感じることとしては、報酬面に焦点をあてて、仕事を選んだおかげで本当にやりたことや、得たい充実感を得られず悩んでおられる方が意外と多いということです。
 
日々キャリア支援をさせていただく方の中には、世間的に見ても非常に高水準の収入を得られ、それを基準にライフスタイルを組み立てることによって、本当にやりたいことが選びにくい立場になってしまって悩まれる方がいます。これは一つの罠のようなもので、時間が経てばたつほど、年齢が上がるほどここからは抜け出しにくくなるのが一般的です。
 
動機づけ理論で有名な研究者の一人であるハーズバーグ氏の理論でこのことを分かりやすく分類してくれているので、共有させていただきます。
 
この理論では「衛生要因」と「動機づけ要因」とで区別をしています。
衛生要因と動機づけ要因
仕事には、少しでも欠ければ不満につながる要因というものがあり、これを衛生要因と呼びます。例えば、ステータス、報酬、職の安定、作業条件、企業方針、管理方法などがこれにあたります。
 
この理論の面白いところは、報酬が動機づけ要因ではなく衛生要因に含まれる点です。つまり動機づけを高めようと報酬をどんどんあげても一定以上については、動機づけにならないということです。仕事の衛生要因をただちに改善しても、仕事を突然好きになるわけではありません。
 
一方の動機づけ要因には、下記のような項目が該当します。
 
遣り甲斐のある仕事、他者による評価、責任、自己成長など、自分が仕事に有意義な貢献をしているという自負は、仕事そのものに内在する条件がもたらすものとなります。
 
言い換えると本質的な動機づけについては、外からの働きかけや刺激はほとんど関係なく
自分自身の内面や仕事の内容と大きく関係があります。自分にとって本当に意味のある仕事、職業的に成長できる仕事、責任や権限の範囲を拡大する機会を与えてくれる仕事などによって充実感を感じられた体験がある方は多いのではないかと思います。
 
不幸な仕事の根本原因が報酬であると言うわけではなく、問題は報酬が他のどの要素よりも優先されるとき、つまり衛生要因は満たされているのに、さらに多くの報酬を得ることが目的になるときに、上記のような罠にはまってしまいがちです。
 
いろんな方のこれまでの経験のお話を面談等でインタビューする機会がありますが、皆さん共通していることは、出した結果そのものよりもそのプロセス自体に充実感を感じられていらっしゃるということです。
動機づけ要因を整理する重要性
報酬面は自分の価値や仕事の結果を図る分かりやすい指標の一つですが、本質的な動機づけとなる要因について、改めて自身のことを考えてみる機会を持たれると良いかもしれません。
 
・この仕事は自分にとって意味があるだろうか?
・成長する機会を与えてくれるだろうか?
・何か新しいことを学べるだろうか?
・誰かに評価され、何かを成し遂げる機会を与えてくれるだろうか?
・責任を任されるだろうか?
 
という普段自分に問いかけないような問題について考えてみると本質的な動機づけ要因が明確になり、結果として仕事の数値化しやすい側面にそれほど意味を感じなくなると思います。
 
もちろん上記を一緒に整理するお手伝いも可能です。お気軽にご相談ください。
今回の教訓&アドバイス
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