キャリアアップコラム vol.167
転職だけではない「職務経歴書」の使い方

年に一度は「職務経歴書」の更新を!

さてみなさん、新年の節目には、いろいろな目標を立てられたり、一年を振り返ったりされたのではないでしょうか。新しいことを始めるのにはピッタリのタイミングですね。
そんな中ご自身のキャリアについてもいろいろお考えになることもあるかと思います。
またこの節目を上手く使って自分のキャリアを見直して、新たな目標を立てられる方もいらっしゃいます。
 
節目のタイミングで、私が昔からみなさんにお勧めしていることのひとつに「職務経歴書の書き直し」があります。これは転職するしないに関わらず、年に1回(できれば2回)自身の仕事を振り返りながら職務経歴書を書き加えていくというものです。

チャレンジしない一年を繰り返さないためにも

これは効果てきめんで、その一年なり半年を何のチャレンジもせずに過ごしてしまうと書くことがありません。成果や目標を測定可能なもので設定していなければ、達成、未達成も書けません。
中には一行も書けなくて愕然としたという方もいらっしゃいました。
 
また時系列で眺めてみると一貫しているフィールドや技術、またそこから強みが見えてきたりもしますし、あまりの変化のなさに危機感を持ったりもします。
 
これを年に1回、またはGW時にもう1回で年に2回やります。
一人きりになれる静かな場所で最低半日は費やします。
長期休暇中は家族サービスや旅行にと何かと忙しいものですが、強制的にこの一人きりの時間を作って書いていただくことをお勧めしています。もちろん旅行先でも帰省先でもOKです。
 
職務経歴書は転職の時だけに書くものではありません。
こうやって普段から書いていると、何より自分が自分のことをよく知れますし、もちろん転職の時にも頭に入っているので経歴の説明がしっかりできます。また自分の強みも証拠(実績)付きで効果的に伝えられるでしょう。
 
残念ながら、もう年末年始休暇は終わってしまいましたが、次回の連休などにいかがでしょうか。
 
(2016年1月20日)

今回の教訓&アドバイス

年に1、2回は職務経歴書を書き直す

一人で静かな場所で半日間集中する

職務経歴書は転職の時にだけ書くものではない

このコラムを書いたコンサルタント
コンサルタント
丸山 貴宏
大手就職情報会社の人事採用担当を約7年経験後、クライス&カンパニーを設立。前職からの候補者面談者数は10,000名を超え、その経験と実績に基づいたカウンセリングは業界でも注目されている。単に企業情報の提供に留まらず、「候補者の根っこのエネルギーを発掘する作業が我々の使命」がモットー。 プロフィールをみる
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