キャリアアップコラム

キャリアアップ をテーマにした、当社コンサルタントのコラム。

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シニアコンサルタント 入江 祥之

Vol.143 これからのコンサルタントはエッジを立てることが求められる?

最近は事業会社の中途採用においてコンサルタント出身者を募集するケースが増えてきています。一方で、一言でコンサルタントと言っても、経営戦略、会計、人事、SCM、ITなど業務軸で強みを持った方がいたり、製造業、金融、流通、公共などの業種軸で強みを持った方がいたり、コンサルタントのキャリアの中身は様々です。

そこで今回は2つの面接事例をもとに事業会社がどのようなコンサルタントを求めているかを見ていきましょう。

Aさんは戦略系のコンサルティングファームで様々な業種に対して、事業戦略、マーケティング戦略、海外進出、M&A戦略など幅広いテーマのプロジェクトに携わってこられていました。多岐にわたるプロジェクトを経験してこられたため、どのような経営課題に対してもある程度柔軟に対応できると考えておられました。

Aさんが某メーカーの面接において、「あなたは当社に入ったらどのような分野でエッジを立てたいと思いますか?」と聞かれた際に、唐突な質問に即答が出来ませんでした。Aさんは何かのテーマを与えられれば、それなりに成果を挙げる自信はありましたが、その会社において主にどの分野で貢献したいか、何の専門性を磨いていきたいか、という所まではその時点では決めていなかったからです。

面接官からは、「弊社の役員の約半数はコンサル出身ですし、コンサルタントを受け入れる柔軟な土壌があります。ただ、コンサル出身の方は優秀で何でもできてしまうが故に、社内で『便利屋』的に使われてしまうリスクがあり、入社後に自分がどこにエッジを立てていくのか?を意識して仕事をしないと、結局『便利屋』で終わってしまうリスクがあるので、その辺りは意識されると良いと思いますよ。」というアドバイスをもらいました。
Aさんはこの面接を機に、自分のキャリアの『エッジ』について深く考えるようになりました。


Bさんも戦略系ファームで様々な案件に携わってこられた方です。
Bさんが某ヘルスケア系の会社で面接を受けた時のケースです。Bさんは転職活動を始めたばかりということもあり、まずはあまり選択肢を狭めることなく、色々な会社の面接を受けてみようと思っていました。面接の中で「Bさんは今回の転職において、何を軸に会社を選ぼうとしていますか?」という質問に対して、Bさんは正直に「特に業種や事業内容は特定していませんが、事業の将来性、経営理念、そしてある程度裁量を持たせて頂けるところで探しています。」と答えられました。

これ受けて、面接官はBさんに対してこのように話されました。

「私自身もコンサル出身者なのですが、コンサルタントの方々は、キャリアの幅を狭める事に躊躇されることが多いように感じます。ただ、私がそのような方にお伝えしたいのは、『どのような仕事であっても差別化された高付加価値をもたらすものは、その"人"なり"組織"しか知りえない特殊な経験やノウハウである』ということです。
そういった意味では、何かしらのポジションを特定しない限り、社会的に“貴方にしか”できない役割を果たすことは難しいと思います。
そして、数多ある事業の中から折角どこかを特定するのであれば、事業の将来性が極めて高く、社会貢献度も高い領域に身を置くことをお勧めします。その点、当社の事業領域はまさに、『将来性』と『社会貢献度』を兼ね備えた、『人生を賭けるに値する』領域だと感じています。
Bさんはこの面接を経て、自分のキャリアをどこに賭けるかを考えるようになりました。

この2つのケースを通して私が感じたことは、コンサルタントの需要が高まる一方、コンサル経験者の人数が増えている中で、若手であればベーシックなスキルで十分通用すると思いますが、ある程度の年齢を超えてくると、キャリアの面でもマインドの面でも何かしらのエッジを立てることが求められてきているということです。

今回の教訓&アドバイス
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